【妊娠1・2ヶ月】 → 【妊娠3ヶ月】 → 【妊娠4ヶ月】 → 【妊娠5ヶ月】 → 【妊娠6ヶ月】 → 【妊娠7ヶ月】 → 【妊娠8ヶ月】 → 【妊娠9ヶ月】 → 【妊娠10ヶ月】 |
1月22日(妊娠36週0日) さぁ臨月だ |
ついに「臨月」、出産という大仕事に臨む月となりました。 赤ちゃんが既にかなりの大きさなので、予定日よりちょっと早めに陣痛が来て なるべくスムーズな出産になることを望みたいです。 でも、正期産は妊娠37週からなので、もう一週間は我慢してもらわなければ いけないんですけどね。 嫁さんのお腹ももうかなりの大きさで、座りながら足を閉じることができなく なっているようです。ふうきの同じ時期と比べても、やっぱり大きい。 ふうきの時には一部分だけとがっていたけど、今回は全体的に出ています。 そういえば、ふうきの時は頻繁にしゃっくりしていたんですが、今回はあまり しゃっくりしないですねぇ。 これからの1ヶ月は、携帯が鳴るたびにドキドキしそうです。 危うく、2月に函館への出張が入るところでしたが、上司が気を利かせて出張 メンバーから外してくれました。この気遣いには本当に感謝、感謝です。 1ヶ月後には4人家族になっている…と考えると、なんか不思議〜。 ふうきの時にはそんなこと言ってて10日もズレたので、1ヶ月後の時点では 実現してなかったんですけど(^^; さて、今回はいったい1ヶ月後にはどうなっていることやら? |
1月23日(妊娠36週1日) ちょっと早いけど |
「産後はバタバタするし、今のうちからできるところまで作っておいたほうが いいんじゃない?」という嫁さんの提案で、内祝いを送るときに一緒に入れる 赤ちゃんの紹介ハガキを作り始めました。 画像加工ソフトでササッと作って、100円ショップで買ったハガキに印刷を するだけなんですが、それなりにちゃんとしたものができあがるし、発注する よりもだいぶ安く済むんですよ。追加も簡単にできるので、多めに作っておく 必要もないし、産後はお金がかかるので、こういうところで節約しないと。 前回のをベースに、取りあえずは文字の部分だけをちょろっと修正。 実はもう名前も決めたので、その名前も入力してみました。 嫁「…いいんじゃない?(* ̄▽ ̄*)」 私「…うん、いいかも(* ̄、 ̄*)」 実際にこうやって書いてみると(パソコンでだけど)、ちょっと照れるけど… 実感が沸きますね♪ もう、この名前以外は考えられなくなってきました。 「もう名前決めたんでしょ? 教えて!」って、結構聞かれるけど、当日まで ナイショということにしてあります。本当は今すぐにでも発表したいけど。 みんなに名前で呼んでもらえる日が、楽しみです。 |
1月25日(妊娠36週3日) 10ヶ月検診(1) |
臨月に入って、検診もこれから毎週です。 行く嫁さんも大変だけど、医療費も大幅アップで大変だ…! 実は昨日、嫁さんが「蹴られる位置がまたちょっと違うような…?」と、怖い 発言を。もしや、ここまで来て、また逆子…?(汗) ドキドキしながら報告をひたすら待ちますが…全然連絡が来ない。 結局、17時を過ぎても連絡が来ないので、携帯、自宅に連絡してみるけど、 どっちも電話に出てくれません。 いつもなら検診が終わったら、すぐに結果を報告してくれるのになぁ…。 も、もしや、何かあった…!?と、仕事を早めに切り上げて家に帰りました。 実はかなりドキドキだったんですが、結局は何も無く、検診の終了時間が遅れ たので、次に入っていた用事にバタバタと直行して…と、連絡するヒマがなか っただけでした。 時期が時期なだけに、もしかして緊急で帝王切開、既に産まれちゃってる!? なんて想像までしてしまいましたよ…。 ちょっと心臓に悪かったけど、何事もなくてホッとしました。 前回体重を測ったときには3週間で700g増えたので、今回は2週間経った ので500gくらい増えて3200gかも?と嫁さんと予想していたんですが 3070gと、300gくらい増で収まりました。 このまま予定日まで4週間、同じペースで増えると3700gくらいかな。 心配していた逆子は…嫁さんの勘違いに終わって、ちゃんと頭が下でした! あれだけ苦労して逆子体操してなおしたのに、2週間で元に戻っちゃねぇ〜。 今の時期に逆子になられたら、さすがに体操とか、先生がクルッと回して直す 余裕もないでしょう。そのまま帝王切開になっちゃいそう。 これだけ体大きくなれば、もうお腹の中で回転するスペースもないのでは…? そのまま、産まれるまでその体勢でキープしておいてちょうだい。 いろんな心配をしましたが、今回も無事に終わってよかったです。 ただ、嫁さんはちょっと貧血気味ってことで鉄剤を出されました。 「鉄剤」って、他の方の妊娠体験記を読むと「非常に飲むのがツライ」という 話をよく見かけるんですが…どんなもんなんでしょう? 今回は薬局に寄る時間が無くて、鉄剤は後日もらってくるんですが…嫁さん、 ちゃんと飲めるんだろうか…? |
1月31日(妊娠37週2日) 10ヶ月検診(2) |
先週に引き続き検診ですが、今週からは検診の内容にNSTが加わります。 「ノンストレステスト」の略で、赤ちゃんの心拍や子宮の収縮の具合を調べる という検査です。 時間がかかる・身動きがとれない検査なので、今日は私が休みを取って検診の 間はふうきを見ることになりました。なんとか休みが取れてよかった…。 ここ数日寝不足のため、非常に不機嫌なふうきが大暴れして、私が振り回され ている間に、検診は順調に進んだようで、思ったよりも早く嫁さんからお迎え 依頼の連絡が来ました。いろんな意味で、ホッとしました。 体重はなんと、6日しか経っていないのに400g増の3467g。 前回が3週間も経っているのに思ったより増えていなかったので、おそらくは 今回よりも前回のほうが間違っている可能性が高いでしょう。 ふうきの3700g台に、あとたった300gと迫りました。追い抜くのには あと2週間も必要ないでしょうね。 先生は「1人目で3700g産んでるんでしょ? まだまだイケるよ!」と、 自信たっぷりなのか、楽観的なのか、太鼓判を押してくれました。 今週からのNSTも、ちょうどテストの時に赤ちゃんが起きててくれたようで わざわざ刺激を与えて起こす必要もなく、予定の時間よりも早く終了。 先生にも、嫁さんにも、相変わらずの元気さを見せつけてくれたようです。 NSTって、子宮や赤ちゃんの状態を見て、お産に耐えられるかを見るという 目的があるようだけど、ぜんっぜん問題無かったようですね。元気すぎて。 今時点では逆子でもないし、先生も「もう逆子になる可能性は低い」と言って くれました。これだけ大きければお腹の中で1回転するのも大仕事でしょう。 今の時期に逆子が判明したら、ほぼ確実に帝王切開確定なので、検診のたびに 「逆子」が一番気になってましたが、安心してもいいのかな。 実はもう37週に入っているので、いつ産まれてもいい状態に入ったんですが 赤ちゃんの頭の位置で高いようで、まだ産まれないみたいです。 なるべくたくさん運動して、早めに陣痛が来るようにしなきゃいけませんね。 ※ちなみに、鉄剤は先週処方箋をもらったきり、薬に替え忘れ続けてます…。 いよいよお兄ちゃんになる日が近づいてきたふうき、今日は「ご飯をいっぱい 食べたら、お父さんみたいに大きくなるぞ!」って言ったら「大きくなって、 お兄ちゃんになる!」って食べてました。 本当に、あと1ヶ月でその夢は叶うんだよ〜。不思議だけどね。 赤ちゃんが産まれる日であると同時に、我が家にお兄ちゃんが誕生する日でも あるんですね。新しい家族との生活も楽しみだけど、お兄ちゃんとして成長を する様子を眺めるのも、今から非常に楽しみです。 |
2月1日(妊娠37週3日) 書類の準備と、禁酒月間 |
赤ちゃんが産まれた後に、職場に提出する必要のある書類を準備しました。 大急ぎで提出しなきゃいけないものはないんですが、産まれた後はいろいろと バタバタするだろうし、その時に不備や添付書類の不足があっても困るので。 実際に書類を書いてみると、本当に産まれてくるんだなぁってちょっと実感。 いつもは、手書き書類は急ぎながら汚い字でうわ〜っと書いちゃうんですが、 しみじみと実感しながら、1字1字丁寧に記入しました。 ほとんどの記入必要箇所は書き終えて、あとは産まれた日と名前を書くだけの 状態にしておきました。早く書類を完成させて、提出する日が来ないかな。 普段は書類の提出なんて面倒なものですが、出産に関する書類は、赤ちゃんの 名前や誕生日をいろんな人達に見てもらえるし、新しい家族をみんなに認めて もらうための一つのイベントみたいで、楽しいんですよね。 夜には職場の友人と、定例となっている飲み会でした。 嫁さんは子供と離れて飲みに行くこともできないので、申し訳ないと思いつつ しっかりと楽しんで来ちゃいました(^^; この人とは毎年、一緒に競馬を見に行ったりしているのですが、産まれる赤ち ゃんは今年の札幌競馬場でデビューさせよう、とか、女の子なのに早くも親の 趣味に染める作戦の打ち合わせなどもしました(笑) 2月生まれなら、夏競馬にはなんとか間に合いそうですからね〜。 ふうきの時と違って、G1ファンファーレの「語りかけ」はしていないけど、 産まれてからの英才教育で「染まる」可能性は大です。 将来を心配して、嫁さんのストップがかからなければの話ですが。 でも、37週を過ぎて、もういつ産まれてもおかしくない時期に入ったので、 今回の飲み会を最後に、産まれるまでは禁酒体勢に入ろうと思います。 2人目は陣痛が来てから短い時間で産まれることが多いようだし、そうなると 深夜に陣痛→車を運転して、病院に連れて行くことも十分考えられます。 そんな時に事故でもおこしたら大変ですから…。 いついかなるときでも出動できるように、備えておかなくてはね。 よく、私達のお父さん世代が「子供が産まれたときは、飲みに行っていた」と いう武勇伝?を語ることがありますが、本当にそんなことやったら…これから 一生、根に持たれそうです(^^; |
2月3日(妊娠37週5日) 前兆? |
嫁「なんか、下がってきた気がする…?」 ここしばらく、胃が圧迫されるせいか、食欲があまりなかった嫁さんですが、 今日になって胃の圧迫感が和らいだかも…とのこと。 出産が近くなると、赤ちゃんが下に降りてきてその分胃が楽になるというのは よく知られている「出産の前兆」の一つです。 もしかして、いよいよ近づいてきた…? まだ前駆陣痛や「おしるし」などの他の前兆ものは無いので、何とも言えませ んが、ちょっと緊張感が出てきました。 大きくなりすぎると出産が大変そうなので、早く出てきて欲しいと思う反面、 今の親子3人の生活が終わる寂しさもあったり、まだ完全に心の準備もできて いなかったりもするので、ちょっとだけ複雑な気持ち。 当然、早く新しい家族に会いたい気持ちが一番大きいんですけどね。 予定日までいよいよあと半月。さて、今回は早まるのか、遅くなるのか…? あまり遅くなると、誕生日が4年に1度(2月29日)になっちゃうぞ。 |
2月5日(妊娠38週0日) 誕生日 |
今日は私の誕生日でした! 三十路の…。 全然成長はしてないのに、年齢だけは確実に重ねられていくものですね。 ちょっと期待したけど、今日も産まれる気配はなく、親子で同じ誕生日という 夢(?)も、実現するには至りませんでした。 もし実現したとしても、誕生祝いがお父さんと合同で行われることになって、 子供的にはあまり嬉しくないでしょうけどね。 ちなみに、予定日通り(2月19日)に産まれたら…競馬実況の杉本清さんと 同じ誕生日になるようです。 「あなたの、そして私の夢が走っております。私の夢は…」 他にはチューリップの財津和夫さんも2月19日生まれのようです。 おっ、いいかも! 2月19日生まれ、いいかも!? |
2月6日(妊娠38週1日) 前兆! |
嫁「実は夕方くらいから、恥骨のあたりが痛いんだよね…。」 恥骨とか、股の付け根が痛くなるというのは『出産の前兆』らしいです。 赤ちゃんが下りてくることによって、この場所が痛くなるんだとか。 いよいよ、出産が迫ってきたという感じです…! これに「おしるし」が加わっちゃえば、完全にカウントダウンに入ります。 でも、おしるしは来ないまま出産に突入する人もいるので、カウントダウンを せずにいきなり!ってこともじゅうぶんに考えられます。 こうなってくると、今日の夜にでも陣痛が来てもおかしくない気がしてきた。 うわ〜、ドキドキするな〜。一気に現実感が出てきましたよ。 昨日、予定日の話を書いたけど、思ったよりも早く産まれてくるのかも? 今週の3連休(9〜11日)あたりが一番、怪しい予感! これから毎日、日中もドキドキです。携帯なるたびに心拍数急上昇しそう。 うわ、明日から仕事行きたくなくなってきた(笑) |
2月7日(妊娠38週2日) 10ヶ月検診(3) |
昨日、出産の前兆らしきものがあっただけに、翌日に検診というタイミングは 非常にありがたいです。 気になっている、赤ちゃんの位置や、子宮口の様子も診てもらえますから! 検診の結果、頭が大きすぎてエコーに入りきらず、正確な体重はもう測れない ため、推定で3672gということです。 そして…もう子宮口は柔らかくなってて、しかも4p開いているそうです! ふうきの時は、4p開くまでにえらい苦労(陣痛が来てから丸1日)したけど 現在でこの状態ということは、いざ陣痛が来れば、そこからはあまり長期戦に ならずに産まれてくれるかも知れません。 前回、かなりの長期戦になったのは、子宮口が堅かったという原因もあるよう ですが、こちらももう既に柔らかくなっているということですし。 一人目で時間をかけて、しかもかなりの大きさの赤ちゃんを産んだので、その 影響で柔らかく・開きやすくなったんでしょうか? なんにせよ、前回が超長期戦で、本当に大変だったので、少しでもスムーズに 行きそうな要素があるのはいいことです。 もう、いつ破水しても、陣痛が来てもおかしくない段階に入りました。 もし家でいきなり破水ってことになっても、慌てないようにしなきゃ…。 |
2月8日(妊娠38週3日) 前駆陣痛? |
昨日の「4p開いてる」と言うのを聞いて、気持ちは「今日か?明日か?」と すっかりその気になってしまいました。 4p開いても、そこから1週間以上かかる人もいるんですけどね。 仕事中もものすごく家のことが気になって、何回も携帯をチェックしてしまい ましたが、結局は連絡が来ないまま勤務時間終了。 まだ予定日まで10日以上もあるし、さすがに気が早かったかな。 と、ちょっと落ち着いたのもつかの間。 家に帰って嫁さんから出たセリフが…。 嫁「なんか、50分おきくらいに、痛いんだよね…。」 私「えっ!?」 これって、もしかして…前駆陣痛? 嫁さんのお母さんも、そうかもしれないって言ってたとか…。 私「確か、陣痛が10分おきくらいになったら、病院に連絡だよね?」 嫁「うん、そうだったと思うけど…。」 私「取りあえず、ご飯食べちゃおうか。食べられる時にさ。」 嫁「そうだね。」 前の時にも、いざLDRに入っちゃうと、もう食事どころではなかったので、 食べられる状態のうちに、しっかりと食べて体力を蓄えておかねば。 その後、食事、風呂、ふうきの寝かしつけをササッと済ませながら様子を見ま したが、結局は陣痛らしきものが強まる、間隔が短くなる気配はなし。 かなりドキッとしましたが、取りあえず今日のところは産まれないようです。 明日から3連休ですが、その間に産まれる可能性も高いかも…? でも、どちらかというと、そのほうが私としてはいいかも。 経産婦さんって、陣痛が来てから出産まで早いし、ましてやウチの場合は既に 子宮口が4p開いてるので、下手をすると連絡を受けてから、私が駆けつける 前に産まれちゃう、ということもじゅうぶんに考えられます。 それなら私が確実にいる、3連休のほうがいいかもなぁ。 まぁ、これは親の都合なので、実際どうなるかは赤ちゃんの気持ち次第。 さて…どうなるんでしょう? |
2月9日(妊娠38週4日) 下りてきた? |
今日は陣痛を促進するため、嫁さんは意識して「運動」をたくさんするように していました。 家の中の配置換えをして赤ちゃんのベビーベッド置く場所を確保したり、屋内 ショッピングモールを歩きまくったり、家の中を整理したり…。 結局、昨日の前駆陣痛のような痛みはないようで、目立った変化は見られませ んでしたが、嫁さんが言うには「子宮の張り」や「蹴られる場所」が、なんと なく下のほうになってきた気がするとのこと。 胎動もあまり無いようだし、静かに、でも確実に出産が近づいてきてる感じ。 それにしても今日は「お腹の調子、どう?」って何回聞いたかわかりません。 やっぱり前駆陣痛とか言われると、一気に緊張感高まりますもん。 私には実際の痛みは聞かないとわからないし…。 根っこが小心者だから、気になり始めると止まらないんですよね。 もうちょっと、どかっと大きく構えていられる心があればいいんですけど。 こんな調子で、いきなり目の前で破水とかされても大丈夫なのか?(^^; まずは3連休の1日目、何事もなく過ぎました。 ホッとしたような、ちょっと残念なような。 |
2月10日(妊娠38週5日) 変化ナシ |
今日もたくさん歩いてみたけど、陣痛が来る気配はなし。 先週末から一気に変化が出てきたせいですっかり気持ちは出産モードに入って しまって、「まだか、まだか!」って感じになっちゃいました。 予定日まで1週間以上あるんですが、いったん気持ちがこうなってしまうと、 そんなに長い間待てそうにありません(^^; まぁ、待てそうに無くても、出てこないものはしょうがないんですけど…。 私「来週の健診は行けないと思ってたけど、普通に行けちゃうかもね」 嫁「子宮口開いてから、時間がかかる人もいるみたいだしね。」 私「でも、経産婦だし、子宮口も開いてるし、陣痛来たらすぐだと思うよ」 嫁「そうだったらいいんだけど…また、前回みたいに長期戦になるような気も して、ちょっと怖いんだよね…。」 ふうきの時の長期戦の精神的ダメージは、まだ残っているようです。 確かに、それだけ大変でしたからね、あの時は…。 経産婦だし、99%、あそこまではならないとは思いますが…。 3連休2日目、何事もなく過ぎてしまいました。 やはり親の都合のいいようには、なかなかいかないのか。 |
2月11日(妊娠38週6日) 3連休終了 |
嫁「なんか、お腹が痛い気もするけど…。」 私「それって、陣痛っぽい?」 嫁「う〜ん、わかんない。懐かしい痛みのような気もするし、単に便秘とかで お腹が痛いだけの気もするし…。」 私「そっか。結局、3連休中には産まれそうにないね。」 嫁「そうだね〜。なんか、ずいぶん(胎動で)動いてるもん」 産まれる直前は胎動が無くなるといいますが、そんな様子もないみたいです。 ふうきもそうだったけど、よほど嫁さんのお腹の中は居心地がいいのか。 結局、3連休が終わっちゃいましたが、陣痛は来ませんでした。 明日からはまた、職場で携帯がなるのをドキドキしながら待つ毎日です。 連休に入る前に、職場の親しい人には子宮口4p開いていて、3連休中にでも 産まれちゃうかも!?って話をしてきたので、明日出勤したらその人達に 「産まれた?」 って、聞かれることでしょう(^^; 私自身も、そう報告したかったんですけどね〜。残念。 早く会いたいのもそうだけど、難産にならないためにも、なるべく早めに出て きて欲しいものです。 赤ちゃんが大きいせいで圧迫されるからなのか、嫁さんは便秘にも悩まされて いるようです。1時間とか頑張っても、結局出ずに終わることもしばしば。 次の健診の時に、赤ちゃんの体重を聞くのが…怖いです…。 まさか4000gの大台に、届いてはいないだろうなぁ…。 |
2月13日(妊娠39週1日) 低気圧 |
嫁「お母さんが、今日の夜〜朝にかけて怪しいかも?って言ってたよ。」 私「え? なんで?」 嫁「今日の夜から天気が崩れるって話じゃない? 気圧が下がると出産が多く なるんだって〜。お母さんが病院に勤めてる時もそうだったらしいよ。」 私「へ〜。出産が増えるのって、満月の時だけじゃないんだね。」 満月だけじゃなく、気圧まで影響してくるという話もあるんですね。 出産って本当に不思議〜。 誰かが証明したわけではなさそうなので迷信かもしれませんが、ふうきの時は 実際に満月の次の日に産まれてますから、私的には結構信じています。 今月の満月は21日なので、さすがにそこまで待っていたら産むときが大変な ことになりそうなので、これからしばらく天気が荒れることを祈ろうかな。 気圧でも満月でもなんでもいいので、居心地のいいお母さんのお腹でのんびり しているウチの子を、早くその気にしてもらいたいです。 |
2月14日(妊娠39週2日) 10ヶ月検診(3) |
結局、昨日の夜も陣痛は来ませんでした。 低気圧が来ようが全くお構いなし、本当にマイペースな我が子です。 さて、今週も検診の日がやってきました。 先週末時点では「もう産まれそうだから、検診で病院に行くこともないな」と 思っていたんですが…。普通に、検診に行くことになっちゃいました。 先生も「アレ? 来たんだ?」って思ったかもしれません。 赤ちゃんの体重は3560g。前回よりも減ってますが、もう正確な数字は出ない ので全然アテにならないよと先生も言っていたようなので、今までの推移から 見ると、おそらく3800gくらいになっているんじゃないかな。 そして子宮口は、さらに開いて5p! 10p開けば全開ですから、もう既に 半分まで開いちゃったことになります。 ちなみに、出産は3つの段階に分けられ、それぞれの所要時間(経産婦さんの 場合)はだいたい以下のとおりになっています。 ・分娩第1期・潜伏期(子宮口5pまで)…約5時間 ・分娩第1期・活動期(子宮口5〜10pまで)…約2時間 ・分娩第2期(子宮口全開〜出産まで)…約15〜30分 ・分娩第3期(胎盤が出るまで)…数分〜30分 これを見ると、実は一番時間がかかるのは5p開くまでなんですよね〜。 ふうきの時にも、そこにたどり着くまでに非常に苦労しました。 しかし、今回はその一番大変だった段階を既に終えているので、ほぼ確実に、 ふうきの時より短時間で産まれてくれると思っていいんじゃないでしょうか。 予定日まで、あと5日。 今度こそ、検診は最後になる…はずです。 |
2月16日(妊娠39週4日) 大きな動きはナシ |
昨日の夜辺りから、時々お腹の張り&前駆陣痛らしき痛みはあるようですが、 まだまだ「決定打」といえるような変化は見られません。 今日の北海道はかなりの大荒れで、気圧も低いはずなんですけどねぇ…。 子宮口が5p開いた状態で予定日がどんどん近づいてきているので、嫁さんの お母さん(元助産師さん)も、かなり心配のようです。今日の朝も、心配して わざわざ電話をしてくれていました。 子宮口がある程度開いているお陰で、陣痛が来てから産まれるまでが早いのは いいことなんですが、あまりにも早すぎて病院にたどり着く前に…というのも 考えられないことではないですからね。 お母さんは、破水が先に来た場合を心配しているようでした。 そうなったら、本当に超特急で病院に向かわなければなりません。 これが私がいるときならまだしも、嫁さん・ふうきが二人きりの時に…と考え ると、ちょっと怖いです…。 なので、できれば土日の間に出産の兆候が現れればいいんですが。 予定日まであと3日。 このまま予定日以降に突入するのか、急展開があるのか? 本当にわからなくなってきました。 |
2月17日(妊娠39週5日) 動いてます |
今日も元気にモヨモヨと、お腹の中で動いております。 元気なのを確認できるのは嬉しいんですけど、産まれる直前は胎動が無くなる とも言われていますので、ちょっと複雑な心境です(^^; 予定日まであと2日。 土日も終わり、明日からまた仕事です。 私が居ない時に何か起こったらと考えると…落ち着かないです。 |
2月18日(妊娠39週6日) 予定日前日 |
さすがにこれだけ予定日が近くなると、職場でも「まだ?」と聞かれる機会が 多くなってきました。 4000g近くになっているから、早く出てきて欲しいんですけどね〜と苦笑い。 やっぱりこれだけの大きさだと、みんな驚きますね〜。 実は、反応が楽しいので、もっと聞いてほしかったりします(笑) 今日は職場で飲み会のお誘いもありましたが、なるべく早く家に帰って様子を 見守りたいので、断っちゃいました。 どうせ、飲んでいる間もず〜っと落ち着かないに決まっているし。 それに親子3人でゆっくりできる時間も、もう限られていますから…。 さぁて、ついに予定日が明日となりました。 実は時間に厳しい子で、予定日どおりに産まれないと気が済まないのか? |
2月19日(妊娠40週0日) 予定日当日 |
ついに予定日、妊娠40週目。10ヶ月に入ってからは、長かった…。 そして、ついに動きが…。 13:20。嫁さんから電話。 嫁「10時くらいから陣痛っぽい痛みがあるんだよね…。」 私「えっ!?」 嫁「13時くらいから15〜20分間隔になってきたから、病院に連絡したら 入院の準備をして、15時くらいまでに来てくださいって。」 私「そ、そっか。じゃぁ、結果次第ではそのまま出産になりそうなんだね。」 嫁「うん。でも、ふうきの時より、まだ耐えられる痛みなんだけど。」 私「その時で痛みに慣れてるかもしれないから、同じ痛みでも弱く感じている だけかもしれないよ。あまり比較しないほうがいいと思う。」 嫁「そうだね。取りあえず、診察の結果が出たら、連絡するね。」 来た! いよいよ来ました! それにしても、まさか予定日ピッタリに来るとは…。 赤ちゃんが律儀なのか、予定日のはかり方が正確だったのか。 16:20。嫁さんから再び電話。 嫁「まだ15分間隔だけど、子宮口も開いてるし、入院になったよ。」 私「そっか。じゃぁ、これからそっち向かうね。」 嫁「まだしばらくは大丈夫みたいだから、家に寄って着替えてきたら?」 私「う〜ん…。そうだね、そうするかな。何か持ってく?」 嫁「いや、特にないかな。」 私「そっか、じゃぁ、また後で。」 一人目の時だったら、絶対家になんか寄っていく余裕なかったですね〜。 自分がいない間に生まれたら、どうするんだ!?と。 一回経験すると、思ったよりどっしり構えられるようです。 17:40。病院に到着。 懐かしいLDR。ふうきの時を思い出します。 そしてドアを開けて入ると、これまた懐かしい、NSTをとおした赤ちゃんの 心音が聞こえてきました。 私「…あら? なんか思ったよりも余裕ありそうな感じだね。」 嫁「まだ、そんなに強くないんだ〜。このまま本格化しなかったら、いったん 家に帰ってもらうことになるかもって。」 私「でも、ここまで来たらこのまま生んじゃいたいよね」 嫁「だから、いっぱい動いて陣痛を促進してくださいって。」 嫁さんは両親+ふうきと一緒に来たんですが、ふうきは入室を拒否して、家に 帰ると言ったそうなので、両親に連れられて実家に戻ったそうです。 なんとなく、ただならぬことが起きる雰囲気を感じたのかもしれません。 17:50。階段上り下り。 私の夕食を売店に買いに行くついでに、階段の上り下りです。 嫁「あぁ〜、足がぱんぱんになる〜。」 私「は〜い、頑張って、頑張って!」 嫁「いいなぁ、身軽で…。」 18:15。夕食。 私「前回は食べないと体力もたないよって言ったのに、食べなかったよね。」 嫁「ホント、痛みでそれどころじゃなかったもん。」 私「何にせよ、栄養をしっかり補給できるのはいいことだね。」 ほとんど残さず、しっかり夕食を食べてくれました。 食べれる時に食べておかないと、これからどうなるかわからないですからね。 19:30。内診。 特に大きな変化は無し。 19:45。再び階段上り下り。 私「お腹のほうは?」 嫁「常に張ってるんだけど…痛みのほうは、イマイチ。」 私「なかなか進まないね〜。」 嫁「さっき、病室にあるノート見たら、9p開いてからだいぶ時間がかかった 人のメッセージが書いてあったさ…。もしかして、私も…。」 私「人それぞれだし、あまり気にしないほうがいいよ。逆にすぐ生まれた人も いるんでしょ?」 嫁「そうだけど…。」 『病室のノート』とは、過去に同じLDRを使った人達が、これからの人達の ために、メッセージを書きつづったものです。 生まれた後の感動を書いてあったり、夫の決意が書いてあったり、上の子供が お母さんを励ます言葉が書いてあったり…。 こういうのを見ると、このLDRで、たくさんのドラマがあったんだなって、 感じさせられますね〜。 22:00。消灯 特に大きな変化はないまま、こんな時間になってしまいました。 やはり赤ちゃんが大きいことが影響しているんでしょうか…? 23:45。 嫁「こんなんだったら、家でもう少し我慢してればよかったなぁ」 私「早く病院に来すぎて、後悔してるの?」 嫁「うん、ちょっと…。」 私「でも、家にいたらいたで、ずっと不安だったと思うよ。」 嫁「そうだね。子宮口4p開いていたもんね。」 …結局、予想と違って入院日に赤ちゃんは生まれませんでした。 またもや長期戦の様相…。 前回と違って、陣痛が来ながら長期戦になるのではなくて、陣痛待ちの状態で 待っているので、少しは負担が軽いかもしれませんが…。 それでも、やはり先が見えないことには変わりません。 あとどれくらいかかるのか…? |
2月20日(妊娠40週1日) 一日遅れで |
0時を回って日が変わってしまいました。 同時に、赤ちゃんの星座が水瓶座→魚座へ。 私と同じ星座(水瓶座)になると思っていたので、そういう意味では残念。 0:10。スクワット×10回 私「どう?」 嫁「お腹は張るけど、やっぱり痛みは…。」 NSTの測定値をグラフに表したものが部屋の外のパソコンに表示されてて、 そのグラフ上では結構いい波が来ているように見えるんですが…。 ここで、嫁さんの実家に連絡を入れました。 ふうきは「自分の家で寝る」と言って、ちょっと泣いたそうです。 お母さんはいつ帰ってくるの?とも…。 嫁さんのためにも、ふうきのためにも、そして赤ちゃんのためにも、少しでも 早く出産が終わって、家族みんなで会いたいものです。 1:00。助産師さんとお話 ここで、疲労によって陣痛が弱まることもあるし、いったん睡眠をとって休んだ ほうがいいのではないか、という話になりました。 確かに、前回はまさにそんな感じで、時間はどんどん経っていくのに、陣痛は 逆に弱まっていって、余計つらくなるという状況になってしまいました。 これで生まれるのは昼以降になるのがほぼ確定ですが、全体を通して見るなら 結果的に休んだことで早く生まれてくれるかもしれません。 「おやすみ〜」 これからの戦いに備えて、ひとまず休憩…。 7:30。 助産師さんが来て、その音で目が覚めました。 助(助産師さん)「今日はどんどん動いて、早く産んじゃいましょう!」 嫁「そうですね〜。あと、どれくらいかかるのかなぁ…。」 一応、ベッドに横にはなったものの、嫁さんはあまり寝れなかった様子。 私もどこまでが夢で、どこまでが起きていたのか、よくわかりません。 私のほうは、それなりに疲れはとれた気がするけど…。 9:10。内診 嫁さんが朝ご飯を食べた後に、内診です。 子宮口はちょっとだけ開いて、6p。 助「お母さんのほうはスタンバイOKなんだけど、赤ちゃんが下がってきて くれないね〜。もうちょっと様子見て、ダメなら(陣痛)促進剤かな。」 う〜ん、今回も促進剤のお世話になるのか。 赤ちゃんが大きいからなのか、陣痛が強まりづらい体質なのか? どうも、もどかしいですね…。 10:35。助産師さんとお話 助「張ってるけど…痛みのほうは?」 嫁「いえ…。」 助「(促進剤)行きます?」 嫁「(促進剤)行きますか?」 行っちゃうことに、なりました。 10:55。陣痛促進剤の点滴開始 嫁「効いてくるまで、一時間くらいですかね?」 助「いや、点滴だからすぐ効いてくると思うよ。」 さて、ここから一気に急展開でしょうか? 11:40。 NST「ガ…ガガガ…ガガガッ!」 私「これって、赤ちゃんが動いている音だよね?」 嫁「そう。一応、出ようとはしているのかなぁ…。」 すぐ効いてくるはずの促進剤も、まだあまり効いている様子はありませんが 赤ちゃんのほうはちょっとだけ、その気になってくれたのかも。 12:00。促進剤増量・ふうき到着 まだ効果が出てこないので、促進剤をちょっと増やしたようです。 30分〜1時間置きに、様子を見て段階的に増やして行くようです。 そして、ふうきが嫁さんの両親に連れられて、再び病院に来ました。 昨日と違って入室を拒否することもなく、LDRに入ってきました。 異様な部屋の空気に対する怖さよりも、お母さんに甘えたい気持ちのほうが 上回ったのか、嫁さんにくっついたりしてます。 まる1日、会ってないもんなぁ。甘えたくなるのも、当然でしょう。 12:30、13:00。促進剤増量 嫁「ちょっと、痛くなってきたかも…?」 私「やっと効いてきたのかな。随分時間かかったね。」 嫁「でも、今も痛いのか痛くないのか微妙なんだよね。一人目のときに痛みに 耐えてきてるから、鈍くなってるのかな…。」 13:45。 助「モニター上ではいい感じの波が来ているので、破水したらそこからはすぐ だと思いますよ。いきみを逃がしたりする必要もないかもね。」 NSTからも赤ちゃんが動く音が頻繁に聞こえてきて、中でも頑張っているの のが伝わってきます。 14:40。内診 途中、促進剤を増量しながらここまできて、ここで再び内診です。 結果は6〜7p開いているとのことでした。 わずかながらも、少しずつ進んでいるようです。 嫁「いよいよ、結構痛くなってきた…!」 私「でも、まだ前よりはちょっと余裕ある感じだね。」 嫁「うん。これから一気に余裕無くなるかもしれないけどね…。」 15:20。 陣痛が3分〜5分おきになってきて、嫁さんの表情からも、余裕がだんだんと なくなってきました。 16:30。 陣痛の間隔はだいたい1分。 既に嫁さんの表情からは余裕が消え、額が汗ばんでいます。 嫁「うううう〜っ!」 目をつぶって陣痛に耐える嫁さん。こっちも力が入ります…。 16:40。破水。 バン!!! NSTから、突然大きな音が。 私「な、なに!?」 嫁「破水したかも…!」 すぐにナースコールで、助産師さんを呼びました。 この時の内診では子宮口は8p開いた状態。 さぁ、ここから一気に産まれるか!? 17:00。強まる陣痛 嫁「うぅぅ〜、気持ち悪い…。」 助「ツライですね〜。頑張りましょうね。」 嫁「………ッッ!」 助「はい、目を開けて、フー…ですよ。」 陣痛がますます強まってきました。 子宮口も9p開いていて、全開さえすれば、そこからはあまり時間はかから ないとのこと。ちょっと終わりが見えてきたか? それにしても、嫁さんの苦しみ方を横で見ていると、男のほうはこんなにも 楽でよいのかと、疑問に思うやら、申し訳ないやら…。 できることと言えば、背中をさすってあげるくらいしかありません。 17:50。内診 横になったり、立ってみたり、体勢を変えながら陣痛に耐えています。 私は嫁さんの要望を聞きつつ、背中をさすったり、やめてみたり。 そして、緊張しながら聞いた内診の結果は…変わらず9p。 「全開」の言葉が聞けると思っていただけに、二人でため息…。 18:20。 助「う〜ん、膠着状態に入ってしまいましたね…。」 私たちも、助産師さんも、破水さえすればすぐだと思っていたのに、意外な 長期戦に入ってしまいました。 破水直後に、ベッドを「出産体勢」に変形したんですけど、既に変形は解除 されて、通常の形状に戻っています。 全開まであとちょっとらしいけど、あとちょっとになってからが長い…。 18:50。私の両親到着 父「あれ? まだ産まれてないの?」 私「意外に子宮口が全開しなくって…。」 破水した段階で連絡して、来るように言っていたのでその時は「破水したら すぐらしいから、着いたときには産まれてるかもね〜」なんて話していたん ですが…。 18:50。内診 助「赤ちゃんは下がってきてはいるけど、まだ全開にはなってませんね」 陣痛を示すグラフはかなりの強さになっていて、実際にも痛みが強くなって きているんですが、どうにも子宮口が9p以上開いてくれません。 19:45。 嫁「う゛う゛う゛う゛ぅぅう〜〜〜ッ!!!」 もう、グラフを見なくても陣痛が相当の強さになっているのがわかります。 声を聞くだけで、もういてもたってもいられなくなってきます…。 既に破水してから3時間が経過しています。 全然「破水したら、すぐ産まれる」じゃないです…。 嫁「これだけ強くなったら、全開してるんじゃ…? 診てもらいたい…。」 私「じゃぁ、助産師さんにお願いして、診てもらおうか。」 そして内診の結果。9p…。 20:35。 助「ちょっと、今の状況とこれからのことについて、ご相談が…。」 助産師さんからこう言われ、話を聞いてみたところ。 陣痛はじゅうぶんだけど、子宮口が全開しないので先に進めない。 しかし、だいぶ長期戦になってきて嫁さんも苦しんでいるので、ここで一旦 陣痛促進剤をやめて、休んで様子を見るのか、このまま続けて子宮口が開く まで一気に頑張ってみるのか。 私の気持ちとしては、ここまでせっかく頑張ったんだから、このまま続けて できるだけ短い時間で終わって欲しいんですが、嫁さん本人が果たしてこの まま頑張れるかどうか。これは本人じゃないとわかりません。 取りあえず、ここで内診をしてみて、その結果で考えるということに。 そして内診の結果。………全開! よ、よかった…!!! 心からホッとしました。土壇場で大逆転!って感じです。 助「さぁ、今日の日付で産めますよ! 気合いかけてね!」 今度こそ、ここまでくればあと少し! のはず…! 20:45。 ベッドも「出産体勢」に変形し、ようやくいきんでいい段階に入りました。 終わりが見えず、ひたすら陣痛に耐える時よりは、精神的には楽なはず…。 嫁「…来た…んんんんんんんん!!!」 私「………!!! ………ふぅ」 見ていると、どうしても力が入って、一緒に呼吸を止めてしまいます。 助「あまり声出さなくていいですよ。内に込める感じで、目を開けて〜。」 私「………ッッッッッ!!!!」 助「はい、いきみ終わったら…深呼吸…。」 そうそう、いきみで息を止めると、赤ちゃんに酸素が行かずに心拍が弱まっ たりするんですよ。まだへその緒をとおして、お母さんから酸素をもらって いますからね。 21:00。 嫁「んッッッッッッッッ………!!!」 助「上手ですよ〜。はい、力抜いて〜。」 いきんで、しばらく休んで、また波がくるといきんで、の繰り返し。 私「暑くない? 顔、拭こうか?」 嫁「うん………。」 私ができることは、いきみの合間に濡らしたタオルで汗をふいたり、お茶を 飲ませたりすることくらい。やっぱり大したことはできないです…。 21:10。 私「赤ちゃんの頭、少し出てるみたいだね。見てもいい?」 嫁「うん、いいよ。」 どれどれ…。 おっ! 確かに頭&髪の毛が見える! 今まで超音波写真・映像でしか見れなかったけど…ついに見えました。 なんか不思議な感じ…。 私「頭と髪の毛、見えるよ〜! でも、そんなにフサフサじゃないかも?」 お兄ちゃんも結構薄いほうですが、それとあまり変わらないかも…。 女の子だから、もう少し髪の毛があって欲しかったなぁ(苦笑) 21:15。 助「はい、ゆっく〜り、じわ〜っと…。」 嫁「…………んッッッッッッッ!!! 痛い…!」 助「力入れなくていいからね〜。はい、ふぁーっと息吐いて…。」 だんだんいきみの間隔が短くなってきました。 しかし、もう赤ちゃんの頭はほとんど出ています。 もう少し、もう少し…!!! 嫁「………うううん………ッッッッ!!!!!」 あっ!!! もうちょびっと、ホントにもうちょびっと! でも…微妙につっかえてるような…? 助「はい、ここでもうちょっと頑張れるかな〜?」 いきみの後、力を抜くのではなく、引き続きいきむ指示です。 もう、ここで一気に産んでしまおうということか! 嫁「………………ッ!!!!」 助「はい、もうちょっとで会えますよ〜。頑張って〜!」 私「もうちょっと、もうちょっと!」 嫁「…………………!!!!!」 出てきた!!! 助「は〜い、(21時)17分生まれで〜す!」 生まれた〜〜〜〜!!! けど、妙に白い気が…? なんかぐたっとしてる気もするし、それに、泣かないし…。 助「じゃぁ、ちょっとあっちでしっかり羊水吸って来ますからね〜。」 赤ちゃんはそのまま、部屋の外の台?のほうへ連れて行かれました。 嫁「うう、気持ち悪い…。」 私「生まれたよ! 生まれた、生まれた! お疲れさま〜!」 本当によく頑張ってくれました…。 長い戦いにもようやく、終止符が打たれました。 しかし、それにしても…泣き声が聞こえてこないな…。 前回もそうでしたが、実際に泣くまでの時間はものすごく長く感じ、その間 ずっと胸が締め付けられるような緊張感があります…。 私「ちょっと、見てくるかな」 嫁「うん、行ってきて」 部屋の外の台では、赤ちゃんの鼻から管を入れて、羊水を吸っている所。 赤ちゃんの苦しそうな声は聞こえるけど、なかなか、泣かない…。 しかし、ようやく。 ぁあっ! んあぁっ! んあぁっ! んあぁっ! な、泣いた…。 ふっと、体の力が抜けるような感じ…。ホッとした…。 このまま泣かなかったら、どうしようかと思った…。 無事に泣いてくれて、本当によかったです。 私「聞こえた? 無事に泣いたよ〜。」 嫁「そっかぁ、よかったぁ…。」 その後、体を拭いて、へその緒を短く切って、体重測定です。 助「さぁ、(体重)どれくらいあるかな〜? 楽しみですね〜。」 私「はは、そうですね〜。」 体重計に、赤ちゃんを乗せ…。 …………えっ!? 私「っ!?」 助「し、しばらくぶりに見る…。もう一回、いきますからね。」 私「うん、間違いかもしれないですからね」 もう一回。 やっぱり、変わらない。 4290g。 デ、デカイ!!! そりゃ、産むのに苦労するわけですよ…。 もしかしたら4000g超もあるかな?とは思っていたけど、まさか軽々と 300g近くも超えているとは…。 さっそく、嫁さんにも報告。 私「体重、いくらあったと思う?」 嫁「3800gくらい?」 私「4290gだって。」 嫁「えっ? よんせん…?」 私「ホントさ〜。よく産んだよ。お母さん、ホントにお疲れ様でした。」 嫁さんもやっぱりビックリ。そりゃ驚くわ。 そして赤ちゃんが部屋に戻ってきました。 時間がかかったけど、ようやく嫁さんが我が子を抱っこできました。 嫁「うわ〜、重いね〜。岩見沢の(私の)お母さんにそっくりだわ〜。」 ふうきは私の父と言われていましたが、今回は私の母? どうしても、親を飛び越えて隔世遺伝したいようです。 嫁さんは縫合やらなんやらがあるので、いったん私や赤ちゃんは、外に出る ことになりました。 ここで、お互いの家族を待合室から呼んできて、赤ちゃんとご対面。 私「ほら、ふうきだよって教えてあげな〜」 ふ「ふうきだよ〜。はじましまして。」 ふうきはやっぱり、触ろうとはしなかったけどこれから時間をかけて、妹の 存在と、妹のいる生活に慣れていってくれるのかな。 赤ちゃんはみんなに代わる代わる抱っこされていました。 落としたら怖いという、私の父を除いて(^^; ふうきの時もそうだったなぁ。気持ちはわからなくはないけどね。 それから少しして、いろんな処理や嫁さんの着替えが終わったので、やっと 全員がLDRに入れる状態になりました。 嫁さんは出血が多かったせいで顔色は悪いのですが、表情は大仕事を終えた 後という、清々しい表情をしております。ホントに大変だったもんなぁ。 ふうきも久しぶりにお母さんに対面して、安心したようでした。 そして、ここでみんなが揃ったので赤ちゃんの名前を発表。 私「(紙を見せて)こういう漢字で書いて、『サユキ』と読みます。」 今日まではふうきにも内緒だったので、夫婦以外には初公開です。 ふうきに言うと、何かの弾みで言っちゃいそうな気がしたので(笑) それにしてもやっぱり、名前発表の瞬間は照れますね〜。 早く発表したかったけど、いざその時になるとどうしても。 この後は、嫁さんの両親+ふうき、私の両親が先に帰って、夫婦でちょっと 話をして、部屋を少し片づけて、私も家に帰りました。 家に着くと、一気に疲れと眠気が襲ってきましたが、同時に今回も最後まで 立ち会えた満足感や、無事に産まれてくれてホッとした気持ちなどもあって 体は疲れていても、気持ち的には充実した感じでした。 やっぱり出産って、何度見ても「大仕事」ですね。今回もその苦労を見届け られて、本当によかったと思います。 サユキが産まれるまでの、嫁さんの頑張りの一部始終を見ることができたの で、こんな私でも、これから嫁さんを支えるべく頑張るでしょう(笑) ホントにもう一人、家族が増えたんだなぁ。実感はあまりないけどなぁ。 明日からの赤ちゃんの成長と、ふうきのお兄ちゃんっぷりが楽しみだ。 産後は、嫁さんが出血の多さで多少入院が長引いたものの、二人とも無事に 退院することができました。サユキも産まれた時泣くまで時間かかったので その影響が心配されましたが、問題ないとのことで、安心しました。 長く入院していたのと、その大きさから、ナースステーションでもサユキは なかなかの人気者だったようです。 今回も、なんとか出産体験記を書き終えることができました。 ふうきの時より、淡々と経過を書く感じになってしまった感はありますし、 サユキがお腹にいる時に語りかけもほとんどしてあげられませんでしたが、 その分、これからたっぷりと愛情こめて可愛がってあげようと思います。 ふうきが嫉妬しないようにバランスを取るのが難しそうですが(^^; 最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました! 無事に産まれてくれました 出産体験記、完。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||