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5月15日(妊娠36週1日) 臨月! |
さぁ、いよいよ今週から10ヶ月目、臨月です。 あと1ヶ月中には、お腹の赤ちゃんとご対面を果たしていることになります。 そう言われても、まだあまりピンとこないんですが…。 改めて嫁さんのお腹を見てみると、いつのまにやらすごい大きさ。 そして…なんか、お腹のでっぱりが…下がってきてない? 少し前に見たときは、もうちょっと上の方に頂上があった気がするんですが。 出産が近づいてきているのか? それとも気のせいなのか? でも、どう見ても山の下半分の傾斜が、前より急になってると思うんだよなぁ。 本当に下がってきているなら、いよいよ近づいてきたということになりますね。 今日は嫁さんと、産まれた後の沐浴の話になったので、その時にサユキの人形、 「ぽぽちゃん」を使って、沐浴のイメージトレーニング。 もう2,3年ぶりくらいになりますが、案外体が覚えているものですね。 最初は左手で頭をもって…表を洗ったら、ひっくり返して持ち替えて。 そういやサユキの時も戸惑ったのは初回くらいで、以降はすぐに慣れたっけ。 ふうきの時は「持ち替え」がなかなか慣れなくて、苦労したもんですが。 経験を積んで、ちょっとは成長しているみたいです。 |
5月17日(妊娠36週3日) 着信! |
今日、仕事中に突然嫁さんから私の携帯に連絡がありました。 内容は家の駐車場に関することだったんですが、着信相手を見た瞬間、 「もしかして、陣痛が来たか!?」 と、ドキドキしてしまいました。 さすがに臨月にもなると、家からの連絡一つにも、身構えちゃいますね。 今週の金曜日の検診で、出産計画がほぼ決まりそうなので、その日の家からの 連絡にも、ドキドキさせられそうです。 |
5月20日(妊娠36週6日) 10ヶ月検診 |
今日は臨月に入って初めての検診。 そして、今回の検診の結果を見て、促進剤等による早期出産の方向にするかどうかを 決めるという話だったので、大きな意味をもつ検診となります。 その結果は、まず嫁さんからのメールでお知らせがありました。 「これから説明受けるけど、23日に入院することになりました。」 と、第一報。 なんと来週の月曜日! 今日は金曜だから…あと3日後! そういう可能性もあるとはわかっていたけど、予定日より2週間以上も早い入院と いう急展開に、ちょっと動揺してしまいました。 そして、昼休みに嫁さんから電話で詳しい話がありました。 現時点で既に推定体重3,500gあるらしく、嫁さんの恥骨などの状態を見ても、 これ以上大きくなる前に産んだほうがいいという判断のようです。 確かにこのまま予定日まで行けば、4,000g超えは確実でしょうね(^^; 月曜日に入院して促進剤などを使ってみて、その日に産まれなくてもそのまま入院を 続けて産まれるまで頑張ることになるそうです。 嫁「遅い人だと、3日くらいかかることもあるんだって」 私「でも、それってどんなに遅くても3日以内には産まれるってことだよね!?」 そう。来週中にはほぼ確実に「ご対面」を果たしていることになります! 来週にはご対面、来週には5人家族、来週には3児の父…! そんな近い未来に、生活が激変しているなんて、ちょっと信じられない気持ちです。 これまで二人とも予定日を過ぎてからの出産だったので、まだかまだかという感じで 待っていただけに、なおさら実感がわかないのかも知れません。 あまり実感がないだけに、なかなか具体的な準備を進める気持ちが出てこないの ですが、そうも言ってられないので、これから取りかからなきゃいけません。 もう出生届の出し方とか、すっかり忘れちゃいました。何がいるんだったっけ? 他にもいろいろ、調べなきゃ〜。 |
5月23日(妊娠37週2日) 入院1日目 |
いよいよ今日から入院、そして出産となります。 過去2回とも、日をまたぐ難産でしたが、今回はいったいどうなるのか…? 陣痛も何もない状態で入院して、促進剤などによって誘発する方法を取るので、 すぐにどうこうということはないだろうということで、私は朝は普通に出勤。 嫁さんからの連絡を待ちます。 朝に一度、無事にLD室に入ったという連絡があり、昼に診察内容などの報告。 最初の診察をしてから、先週の時点で話が出ていた「風船」を入れるそうです。 実際に見ていないのでなんとも言えないのですが、結構な力ワザですよね(^^; これで子宮口を開げるとともに、陣痛を誘発するのが狙いみたいです。 今日はこの「風船」をやって様子を見るので、促進剤の使用はしないとのこと。 この「促進剤の使用はなし」というのを見て、仕事が終わったら病院に直行して、 様子を見てからふうき達をお願いしている嫁さんの実家に行こうと思ってたのを、 病院を後回しにして、ふうきたちを寝かしつけてから病院に行くことに変更。 促進剤を使わないので、「今日は大丈夫だな」と、すっかり安心モード。 1人目の時だったら、仕事中も全く落ち着かず、いてもたってもいられなかった ような気がするんですが、三人目ともなるとこの余裕です。 そんなに簡単に産まれないのを、わかってますからね(苦笑) 夕方嫁さんから電話があり、風船は無事終了。子宮口は7pまで開いたとのこと。 「子宮口7p」と聞くと、これまた昔であれば即座に病院に直行してたでしょうが、 痛みがそれほどないと聞いて、大丈夫と判断。予定通り嫁さんの実家に向かいます。 結局、病院に着いたのは20:50。 予想どおりに嫁さんは落ち着いた様子で、まだまだ余裕といった感じです。 私も明日は出産付き添い休暇をもらったので、ここからは嫁さんと一緒に病院で 頑張っていくことになります。(私は間接的に頑張るだけですけど…。) 今回は病院が今までと違うので、LD室もちょっと違う感じです。 ちょっと狭めだし、前の病院だったら有線やテレビも完備で、長期戦になっても 気を紛らわすことができたのですが、ここにはそういう設備がありません。 本でも買ってきて、読むしかない。 同じ建物内に24時間のコンビニがあるので、それが救いでしょうか。 嫁さん「スムーズに産まれてくれますかね〜?」 助産師さん「上二人よりは小さいから、大丈夫ですよ〜。」 まぁ、確かに約3700gと約4300gに比べれば、スムーズに行きますよね。 いったん4300gの超大物が通った後だから、スペース的にはあるだろし。 …というか、スムーズに行ってくれると、信じたい。 私「もう7pなんだね。前はここまで行くのにどれだけかかったか。」 嫁「言われてみればそうだよね〜。」 私「案外、陣痛さえのれば、アッという間に終わっちゃったりして?」 嫁「どうだろうね〜。前もあと1pからが長かったりしたからね…。」 明日からは促進剤を使っての陣痛誘発。いよいよ本番。 ということで、初日は消灯時間を少し過ぎたところで二人とも就寝…。 |
5月24日(妊娠37週3日) 入院2日目 |
まずは朝の診察。 子宮口はさほど変わらず、6p開いた状態のようです。 ここから順調に行ってくれるといいんですが。 9:10。 ここから陣痛促進剤の点滴開始です。 30分おきに、点滴の速度を上げていくようです。 9:40。 陣痛促進剤、最初のスピードUP。 少しずつ効き始めてきたのか、陣痛の波を測る機械に反応が出始めてきました。 さっきまで真っ平らだった線グラフに、波が見え始めています。 10:10。 さらにスピードUP。 私「どう、どんな感じ?」 嫁「痛みはないけど、お腹の張りはある感じ…。」 赤ちゃんのほうは元気なようで、元気すぎて、ずっと動き回っております。 診察が終わったあたりから、ずっと寝ていないみたい。 嫁さんの緊張が伝わって、もしくは子宮が収縮して、興奮してるんでしょうか? 10:40。 お腹の張りに少し痛みがついてきたようですが、まだまだ我慢できる範囲とのこと。 痛みが小さいのか、2度の経験で嫁さんが我慢強くなっているから小さく感じるのか 判断が難しいところです。 11:40。 陣痛促進剤のスピードUPも進んで、陣痛の波の間隔も狭まってきました。 だいたい3分間隔くらい。 この辺りでいったん内診。子宮口は6pということで、変化はないようです。 13:40。 ここで陣痛促進剤の点滴スピードがMAXに達しました。 波が来たとき、嫁さんは少し目をつぶって痛そうです。 お腹の下が重く、足の付け根にも少し痛みがあるようです。 イイ感じで進んできているんでしょうか? 17:00。 ずっと頑張ってきましたが大きな進展が見られず、診察の結果、促進剤の点滴は ここでストップ、今日はいったん修了ということになりました。 子宮口はもう柔らかくなってきていて、そっちの準備はいつでも大丈夫らしいの ですが、肝心の赤ちゃんが下がってきていないため、陣痛にならないみたい。 陣痛が来さえすれば、早いだろうとのことですが…。 私「初の『病院に二泊』になっちゃったね(^^;」 嫁「居心地が良くて、出て来たくないのかもしれないねー。」 嫁「恥骨痛いからってお母さんが勝手に出産早めようとして、怒ってるのかも?」 ふうきやサユキの時とはまたちょっと違いますが、今回も長期戦になりそう…。 今のところ、「苦しみのピークからが長い」というふうにはなっていないので、 そういう面ではいいのかもしれませんが。まだ、戦いは続きます。 |
5月25日(妊娠37週4日) 入院3日目 |
今日も昨日と同じメニューで、陣痛促進剤による誘発を行いましたが…。 大きな進展はなく、昨日に続き17:00の診察で打ちきりとなりました。 私もさすがに明日まで仕事を休むことはできないので、いったん自宅に退却です。 明日はここ2日間よりも陣痛促進剤の点滴を開始するらしいのですが、ゆっくりと ペースを上げなければいけないので、少なくとも午前中は大丈夫でしょう。 仕事に行った途端に、急に進行して間に合わなかったりしてね〜。 そういうのって良くある話ですよね。 上の二人と同じように、産まれるところのビデオとか撮ってあげたいんですが…。 産まれた子供が大きくなってから、 「どうして私のだけ、ビデオ撮ってなかったの!?」 「お前がなかなか出てきてくれなかったからだ!」 な〜んて、言い合いになったりするんでしょうか(笑) 気にはなりますが、どうしようもないですね。 神のみぞ知る、赤ちゃん次第というやつです。 やっぱりこっちの都合のいいようには、なかなか進んでくれませんね。 |
5月26日(妊娠37週5日) 入院4日目 |
病院で一緒に頑張れないのは心残りですが、今日は普通に出勤。 昨日までの経過を見る限りは、急な進展はおそらくないだろうと思いながらも、 やっぱり、仕事中もどこか落ち着きません。 昼に嫁さんからの報告。 昨日までよりも陣痛促進剤を開始するのは早かったものの、赤ちゃんの心音が少し 落ちてきたため、MAXのいくつか手前でスピードUPを止めたそうです。 う〜ん、この調子だと今日も厳しいか…。 さらに数時間後に再報告。 陣痛促進剤のペースはこれ以上上げられず、しかも、赤ちゃんが高い位置にいて 全然降りてこないので、このまま続けても陣痛が来る可能性は低いそうです。 このまま待ってもどんどん赤ちゃんは大きくなっていくし、今の方法を続けても 赤ちゃんに負担がかかっていくので、今後の方針を考えなければいけないと。 その選択肢として『帝王切開』を考えてはどうかということでした。 私「そっかぁ…。ちなみに帝王切開にする場合はいつになるの?」 嫁「早ければ明日になるみたい。」 私「あ、明日!」 嫁「その場合は今日の16時までに決めて欲しいんだってさ」 考えていたのとは別の方向への「急展開」でした。 私としては、前回は通常分娩で恥骨を痛めていまだに痛みを引きずっているので、 さらにそこを痛めるよりは、帝王切開なら傷さえ治れば痛みが長期化することは なさそうなので、苦痛の時間が相対的に短くて済むのではないかと思いました。 通常分娩の方向に行っても、今でもかなり大きくてさらに成長していった場合、 苦しんだ上に最終的に帝王切開になる可能性も低くはなさそうな気がするし…。 嫁さんとしても、これ以上恥骨の痛みが悪化した状態で日常生活を送っていくのは やはりツライと考えているようです。 一番重要なのは実際手術を受ける嫁さんの気持ちですが、大きな手術を受けるのは 初めてとなるので、その恐怖や不安は相当なものだと思うんです。 てっきり私は帝王切開というのは全身麻酔して行う手術かと思っていたのですが、 なんと局部麻酔らしい。ということは、ずっと意識がある中での手術となります。 私が同じ立場だったら「やる」と言えるかどうかは、正直わかりません。 でも、それでも『頑張ってみる』と言ってくれました。 ということで…。 あまり時間はなかったけど、嫁さんと二人で考えて。 明日に帝王切開の方向で行くことに、決めました。 仕事を早めに切り上げて、夜には二人で一緒に手術の説明を受けました。 流れは既に嫁さんから聞いていたものと同じ内容で、あとは輸血や麻酔にこういう リスクがあって、確率はどれくらいで…というような話。 で、それらを踏まえて手術を受けるという同意書にサインを行います。 嫁さんはこのまま入院して、明日の午後から手術となるので、私はいったん帰宅。 私「じゃ、明日は大変だし、体力温存のためにも早く寝るんだよ」 嫁「うん。緊張して寝られないかもしれないけど。」 これまでの出産のように先の見えない戦いではなく、終わりが決まりました、 赤ちゃんの誕生日も5月27日、明日になることが決定。 いよいよ、明日…ご対面です! |
5月27日(妊娠37週6日) 3週間早いけど |
帝王切開手術、当日です。 午前中は検査やらなんやらで忙しいとのことなので、私は実家の親と弟を連れて、 お昼過ぎに一緒に病院へ。 やはりというか、嫁さんはあまり寝られなかったようで…。 昨日も夜の遅めの時間にメールが来ていましたから。 その時には、手術が怖いということよりも、明日赤ちゃんに会える楽しみのほうを 考えたほうがいいよと送りましたが、まぁ、それも難しいですよね…。 「前の手術が終わって準備ができたら呼びます」というので、部屋で待機です。 それからしばらくして…思っていたよりも早い時間にお声がかかります。 14時から…と聞いていたけど、それは14時に呼びにくるということではなく、 14時に執刀ということだったようです。うわ、まだ心の準備が(汗) 家族を引き連れて、嫁さんはベッドに寝たままエレベーターで手術室のある階へ。 他の家族は家族待合場所でいったん分かれて、私と嫁さんが手術室の自動ドアから 中へ入ることができます。 私「頑張ってきてね」 嫁「うん。行ってくるよ」 握った手は、ジワッと汗ばんでいるように感じました。 態度には出さないけれど、怖いのを必死に我慢しているのでしょうか…。 一緒に頑張る…といっても、今までも大したことはできていないけれど、それでも 同じ部屋で最初から最後まで見届けてきただけに、今回は余計に無力です…。 説明では麻酔に40分、手術に20分で1時間くらいかかる予定とのこと。 嫁さんを見送って、家族待合場所で他の家族と一緒に手術が終わるのを待ちます。 私の目の届かないところで全てが行われているので、何か不思議な感じです…。 そして待つこと45分。 予定よりも早く赤ちゃんが運ばれてきました。 「おめでとうございます! 女の子ですよ!」 ちょうどその時、ふうき達を迎えにいった嫁さんのお父さんも到着して、みんなで 赤ちゃんとご対面することができました。 目は開いていないけど、ちゃんと大きな声で泣いています。 今までだったら、産まれてから泣くまでの間、かなりの緊張感がありましたが、 それも今回はありませんでした。う〜ん、やっぱり不思議な感じ。 出てくる瞬間を見ていないからか、実感があまりわきません。 ふうきやサユキの時はすぐどっち似かわかったけど、今回はどうだろう…? う〜ん、まだよくわからないなぁ…。 ふうき「あかちゃ〜ん♪ かわいいね〜♪」 ふうきは妹を見て、大喜び。 しかしサユキはちょっと離れたところから、じ〜っと見ています。 これはサユキが産まれた時のふうきの反応と似ているなぁ。 2〜3歳児って、こういう反応になっちゃうものなんですかねぇ? 気にはなるけど、どこか怖さを感じるというか。 赤ちゃんはそのまま、助産師さんたちに運ばれていきました。 家族にはいったん病室に戻ってもらい、私は嫁さんが出てくるのを待ちました。 30分くらい経ってから、嫁さんが運ばれてきます。 私「本当によく頑張ってくれたね! 赤ちゃん見れたかい?」 嫁「う〜ん……………。」 麻酔でまだ意識が朦朧としております。そりゃそうだよね。 本当に大変な大仕事を乗り切ってくれました。 その後、病室で赤ちゃんと再度ご対面。名前の発表もこの時行いました。 なんか照れくさいので、ふうきに紙を渡して読み上げてもらいました。 何回やっても照れるんですよね、この発表。 ふうき「えっと…『なみき』ちゃんで〜す。」 ギリギリになっちゃったけど、なんとか産まれるまでに名前決定が間に合いました。 嫁さんはまだ意識朦朧中で、手術の疲れもあるようだったので、この日は子供達を 連れて早めに家に帰りました。明日以降、ゆっくり会えるしね。 帝王切開になって入院がちょっと長くなったので、これを書いている時点ではまだ 退院していませんが、なみきは元気に泣いて、寝て、飲んで、過ごしています。 看護士さんに「何回毛布をかけても蹴飛ばしてしまう」と言われたり、規定量の 砂糖水だけでは足りなくて泣くのでミルクを追加されたりと、早くもパワフルに 育っていきそうな雰囲気です。 上二人に揉まれて育っていかなきゃいけないので、逞しいのはいいことです。 今回はサユキの時以上に内容・量ともにアッサリしたものになってしまったけど、 なんとか最後まで書ききることができました。 これからは5人家族。今までよりもさらに騒がしい毎日になっていきそうです。 子供達も敏感なので、愛情のバランスを取りながら育てていかなきゃね。 なんとなく、サユキが派手な赤ちゃん返りを見せてくれそうな予感もします。 それでは、最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました! これにて…。 出産体験記、完。 |
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